こんにちは、車業界18年になってしまったカールです。

整備士資格や専門知識、レースなどまったくわかりません。少し車を知ってるくらいなものです。
実際はそんな人も多いのではないでしょうか。

そんな目線から、スーパーカーを見ていきたいと思います。

今日は新型NSXを見てみたいと思います。

1990年から先代NSXが発売され、ヒーローカーとしてワールドワイドに評価されるに至りました。30年という時間の経過が目前ですが、その価値は落ちる気配がありません。

2017年に新型NSXがようやく登場しました。
日米合同チームにより米国で生産され、ホンダオブアメリカ製として、アメリカで先行販売されました。特筆すべきは、初代の心「新しい価値を生み出す、人中心のスーパースポーツ」を色濃く受け継いでいることです。

初代NSXの意味はNew Sport 未知数Xです。敢えてミステリアスにするところに、得体のしれないものを感じさせてくれます。
未知なるものができた、また、未知なるものに挑戦し続けるなど、いろんな意味を感じることができます。
また、新型ではさらにeXperiment「実験」eXperience「経験」といった意味も含まれてきます。
このようなコンセプトのもとに新型NSXは生まれました。

車高はわずか121.5cm、大人の胸の位置程です。そして車幅は194cmあるので地面を這うような外観ですね。フロント19インチ、リヤ20インチタイヤで前傾したようなデザインにもみえます。最近のイタリア車のようでもありますし、ホンダの今まで発売してきたスポーツカーのデザインも残しているように感じます。

フロントにはつり目の6連式ダイヤモンドLEDベッドライトが輝き、進行方向へ矢印形状のターンシグナルが光ます。
ボンネットに開いた二つの開口部がアクセントを与えます。

サイドのAピラーの曲がりかたとその細さにホンダの技術力の高さを感じます。これにより、フロントやサイドの広い視界を保っています。
さらに、ステアリングの上部を平にして視界を確保しながら、変化を与えています。
これも人中心の心ですね。

リアには横へ連なるアーク形のテールライトが光ります。未来感を感じさせてくれます。

テールゲートはフラットに仕上がっています。他のスーパーカーだと段差を作っていたり、こぶ状にしてあたりしますが、アクセントがないので少し残念です。

トランクルームはボンネット側ではなく、ミッドエンジンの後方に位置しています。先代を受け継ぐ位置ですね。ゴルフクラブセットがひとつはいる程度です。

新型NSXはV6 SH-AWDスポーツハイブリッドツインターボです。1基のエンジンと3基のモーターを積んでいます。二基の独立したモータが、ボンネット部へ搭載され、二つのボンネットキャッチが剛性を高める役割を果たします。

内装は高級感を保ちながら、比較的シンプルに、使い心地を重視しています。カーボンファイバーやアルカンターラなどの豪華装備はオプションとして、イタリア車とは違ったテイストを作っています。

住宅街を静かに走るクワイエットモード、オールマイティーなスポーツモード、ワインディングに最適なスポーツセプラスモード、走りを追及するトラックモードのスイッチがセンターコンソールに配備します。
その操作はTFTメーターと連動して、細かいメモリのタコメーターに変化したり、ブルーからレッドへ変化したりと、ドライバーへ至福の
体験を与えてくれます。

メーカーは違いますがトヨタLFAのメーターを思い出させるような、日本人特有の細部まで行き届いた素晴らしいメーターであると思います。

シフトチェンジレバーをボタン式に変え、パーキングレバーもボタン式とし、スペースを与えて人が中心の心を体現しています。

カップホルダーが備え付けでなく、アタッチメント式なのは目をつむります。

クワイエットモードでエンジンを始動すると、スポーツカーとは思えないほど車内は静かで快適な走りです。視界も非常に広く、町乗りや市街地にも最適なモードです。
スポーツモードにするとオールマイティーなスポーツドライブを楽しむことができます。
タコメータの目盛りが細かくなり、V6のエンジンサウンドが背後より味わうことができます。
スポーツプラスモードにかえれば、ブルー基調だったメーターは赤へ一瞬にして変化し、さらにスポーティーに走りを楽しむことができます。ワインディングに最適モードです。
タイムトライアルを楽しみたい時はトラックモードで、早い走りを追及することができます。

確かにイタリア車のように、700馬力とかモンスター級のパワーはありません。
R32スカイラインは法規制のもと280馬力でした。それでも新型NSXは500馬力もあります。V12エンジンのような圧倒するサウンドはありません。モータ主体のまったく静かな走りから、高回転のV12エンジンの素晴らしいサウンドまで自らコントロールできます。十分じゃないでしょうか?

3基のモータとターボエンジンを絶妙にシンクロさせて、9速デュアルクラッチトランスミッションがスムーズでクイックな走りを演出します。
この卓越した技術のもと、人中心の素晴らしい走りを作り上げています。

パワーだけでない、新しい時代の、考え抜かれたスーパーパフォーマンススーパーカーといえるのではないでしょうか。

イタリアのスーパーカーに比べると、このパフォーマンスで、このパワー、技術をもっていればかなりお買い得ではないでしょうか。

このすばらしい技術を来る電気自動車時代にも反映させていってほしいです。